2008年01月13日

正論は全て正しいか

通勤の道中、会社にかなり近づいた所に幅の薄いヒョロっとしたマンションがあります。

都心で背の高い建物が多い中、このマンションは南向きで日当たりが良好という好条件の物件なのですが、
実はすぐ南側の広い土地が空き地だということが、日当たりのよさの理由なんです。

ところが最近、この空き地に高層マンションが建つことになったため、
新しい高層マンションの施工主と北側のマンションの住民との間で、
もめ事が起きているようなんです。

元々建っている北側マンションのベランダ側のほとんどの部屋では、

「光」「光!」「光!!」
「●●(施工主)は話し合いに応じろ」
「むちゃむちゃでっせ」


といった垂れ幕が、所狭しと掲げられています。

そりゃもう、景観の善し悪しなんかあったもんじゃありません。

見るに堪えない異常な光景です。

本当なら写真でも掲載してどんなものかお見せしたいのですが、
具体的な場所を記すことは、やはり差し支えがあるので簡単な図にしてみました。

0801121.JPG

図にしたら少しはイメージが浮かぶでしょうか?

北側のマンションは、南側の空き地に高層マンションが建つことで、
間違いなく一日中、日がが当たらなくなるでしょう。

当たったとしても、朝日や西日ぐらいなものです。

これまでの日当たりのよさを考えたらこれは大問題です。

ですので、マンション建設に反対することは心情的に理解できます。

日本では『日照権』という権利が具体的に明文化されてはいませんが、
憲法13条の幸福追求権によって保障されるという判例もあるそうですから、
住民の言い分は正論と取ることもできるでしょう。

しかし。。。

オイラは住民の意見には全く賛成できません。

というのもこのマンションの住民には、明らかに「先見の明」が抜けているからです。

マンションを買った時には確かに日当たりがよかったかもしれません。

しかし、すぐ南側に土地があったなら、
将来的には高層マンションが建設されるかもしれない可能性を、
当然考えなければいけないのではないでしょうか。

空地になる前にどんな建物があったかなんてオイラは知りません。

ひょっとしたら、とても潰れるなんて想像できない低層ビルが建っていたかもしれません。

それにしたって、ある街区の南側でなく北側に立つマンションの日当たりなんて、
脆弱な環境であることこの上ないと、当たり前に判断しなくてはいけないのではないでしょうか。

北側マンションの日当たりは、南側の土地の利用法によりかろうじて担保されているにすぎないのですから。

権利を主張したって、そのすべてが認められるほど世の中は甘くありません。

そりゃ、北側にマンションがあるのに、すぐ南側に平然と高層マンションを建てる施工主もどうかとは思いますよ。

でも、しょうがないけどそれも権利。

お互いがお互いの正論を述べてそれが相反するとき、
残念ですが片方の正論は、正論なのに認められません。

権利を主張して自らを守る理論武装も大切ですが、
それだけでは必ずしも自らを守り切れないことの典型例を垣間見たような気がしました。

皆さんはいかが思われますか???
ニックネーム ナパ at 00:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 大阪
この記事へのコメント
へへへ。そのマンション俺も知ってるよ。本当に見苦しいですね、あの建物の更に北側の住民は「光」「光!」「光!!」を見てどう思ってるんでしょうね? あっ、すみません。初めての書き込みです、<小結の心意気>本当に良い言葉です。実は、俺らの代から始まった事なのですよ。最初は恥ずかしかった記憶があります。すぐに無くなってしまったと思ってましたが、長く受け継がれていたんですね。また復活することを祈ってます。
Posted by 47 at 2008年01月13日 03:09
★47さま★
コメントありがとうございます。

おっしゃる通り、更に北側にもマンションはあるわけで、
自分のことを棚に上げて何を言っているんだという話ですよね(笑)

あっ、小結の心意気が始まった代ということは、私のずいぶん先輩ということになりますね。
ブログでは私の自己紹介は全くしてませんので、この場で少々。。。

私は45期です。
このブログのニックネーム「ナパ」は、当時のニックネームでもあります。
2年時は1番を打っていて、3年時には2番を打っていてセカンドを守っていました。
小結の心意気は、もちろん私の代でも唱えていました。
昨年、野球部の練習の手伝いに行った時には、もう唱えていませんでしたが、
体育教官室には、古びた額縁の中に小結の心意気が当時と同じようにしっかりと掲げてありましたよ。
あのような部訓を引き継いでいくことが伝統になると思うので現状はとても残念に思います。
おっしゃる通り復活してもらいたいですね。

こんな名前のブログを作っていたら、いずれ誰かに見つかってしまうものなんでしょうが、
先輩にご覧いただいていると思うと緊張しますね。

今後もたま〜にでいいので、コメントをいただければと思います。
よろしくお願いいたします。

Posted by ナパ@管理人 at 2008年01月13日 10:46
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