2008年01月19日

拒否する側にも事情ってものが

年末から年始にかけて、複数の病院が救急患者の収容を拒否して患者が死亡するニュースが何件か報道されました。

亡くなった方はとてもお気の毒に思いますし、
その報道だけを見れば「病院は何をやっとんねん!!」というイメージを病院に対して持つと思います。

ですが、病院側にも事情ってものがあると思うんです。

受け入れ態勢が整っていない状態で患者を受け入れることは、そもそも患者の利益になりませんし、
そんな状態で受け入れることで患者の身に何かあれば、訴訟問題にもなりかねません。

というより、受け入れを拒んだ病院は、既に受け入れていた患者の処置に精一杯で、
新たな急患を受け入れる余裕がないっていうのが正直なところだと思うんです。

もう何年も昔の話ですけど、オイラは某国立大学病院で事務をやっていたことがありまして、
医師や看護士だけでなくオイラのような事務職にも当直勤務というものがありました。

カルテの管理や会計に関する処理をしたりするのが仕事なんですが、
深夜にもかかわらず、患者がひっきりなしに運ばれてきてちっとも寝ている暇がありませんでした。

眠ることができたとしても、いつ起こされるかわからない状態では熟睡なんてできるはずもありません。

単純作業である事務職でもかなりの疲労を感じましたので、
実際に処置をする医師や看護士の疲労度といったら大変なものでしょう。

深夜の救急病棟はいつもフル回転で頑張っています。

現状は一病院のキャパシティだけでなく、地域の病院全体のキャパシティが一杯になっているように思います。

救急病院の数を増やしたりなどのハード面の整備も一つの方法かもしれませんが、それにも限界があるでしょう。

ヘンチクリンな意見かもしれませんが、救急にかからなくて済むように日頃から気をつけることと、
大事でなければ救急車を呼ばないってのが大切なのではないでしょうか。

って、これって明らかに患者を無視した病院側の視点に立った意見だな(苦笑)

ニックネーム ナパ at 01:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 世の中
この記事へのコメント
おひさしぶり^^

この件は本当にシビアだよね。
私の弟も医者ではないが救急医療に従事した仕事してるだけに、受け入れ側の事情もすごくわかる!

でも自分の子どもが重体でたらい回しだったら・・・と思うとすごく怖い。

息子の学校の校庭、ドクヘリの中継着陸地指定になってるんだけど、ちょくちょく来るようだよ。
校内放送で「ドクターヘリがきますので、窓を閉めてください」って言うんだって。
で、中継に多少時間があったら、ヘリも見学させてくれるんだって。
そういったナマの現場に接する機会も子どもには必要だよね。社会全体で、この問題を考えるためにね。。。
Posted by Binny at 2008年01月20日 11:55
★Binnyさま★
お子様は貴重な経験をされていますね。
したいと思ってもできる経験ではありませんもの。
Binnyさんの弟さんからの話もあわせれば、かなりの事情通になりそう。。。

Posted by ナパ@管理人 at 2008年01月21日 01:50
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